妊活中に積極的に摂り入れたい食品について!
妊活中は体調管理を正しく行い、さまざまな栄養素をバランス良く摂れるような食事を心掛けなければなりません。妊娠しやすい体作りをしていくためには、まずは、現在の食生活を一度見直してみてはいかがでしょうか。妊活中に積極的に摂り入れたい食品については、以下の通りです。
緑黄色野菜
妊活中に毎日摂りたいのは、緑黄色野菜です。緑黄色野菜は、健やかな体作りのためには必要な食品であり、葉酸を始めとし、ビタミン、カルシウム、鉄分、食物繊維などを豊富に含んでいるため、積極的に摂取するようにしましょう。
葉酸は、胎盤の細胞増殖に必要なDNAの合成を促してくれるため、胎児の脳や神経、心臓などのさまざまな器官が作られる妊娠初期にはなくてはならない栄養素です。妊活中や妊娠初期には、1日当たり480μgの葉酸を摂ることが厚生労働省から推奨されています。この葉酸は、モロヘイヤやホウレン草などの青菜類に多く含まれています。
特に、ホウレン草は、女性に不足しがちな鉄分も豊富に含まれているため、積極的に摂りたい食材です。また、葉酸は普通に食品から摂る分には心配はいりませんが、1日当たりの上限摂取量は1,000μgとされています。
大豆食品
納豆や豆腐などの大豆食品には、良質なタンパク質や食物繊維が含まれています。また、タンパク質は、赤ちゃんの体の基本となる血液や筋肉を作るための主成分となります。中でも枝豆は、タンパク質に加え、葉酸の含有量が100g中260μgと多く含まれているため、妊活中の女性には特におすすめの食材です。
キノコ類
キノコ類には、食物繊維やビタミン、カリウム、鉄、亜鉛などが含まれているため、妊活中や妊娠中に積極的に摂りたい食材です。特に、マイタケ、えのき、エリンギには、葉酸が豊富に含まれています。
海藻類
海藻には、鉄分やカルシウム、食物繊維が多く含まれています。ワカメやヒジキ、メカブ、青のりなどの海藻類は、低カロリーで栄養豊富なため、お味噌汁の具材などに入れて、毎日摂り入れるようにしましょう。
未精製の雑穀類
玄米や胚芽米などの未精製の雑穀には、ミネラルやビタミン、カルシウムなどが豊富に含まれています。また、食物繊維も多いため、便秘の改善効果も期待できます。但し、玄米などは消化に時間が掛かるため、胃腸に負担が掛かりやすいといわれています。そのため、食べる際にはよく噛むようにしましょう。
ミトコンドリアを元気にすると卵子が若返る!
近年では、高齢妊活をしている女性が増えており、不妊治療を受ける女性の年齢も上がってきていると言われています。そして、卵子の老化が進んでいるケースも多くみられます。そこで、卵子の若返りのために注目されているのが、ミトコンドリアです。ミトコンドリアを活性化すると卵子が強く元気になるため、卵子が若返ると言われています。
このミトコンドリアが劣化してしまうと、エネルギーを作らなくなるため、卵子も弱く妊娠しにくくなってしまうのです。しかし、ミトコンドリアを元気にすることで、卵子自体を強くすることができるのです。
ミトコンドリアを増やす方法について!
卵子の中には10~20万個のミトコンドリアがあり、卵子が成熟する時や受精する時、胚分割をする時、着床する時などにもミトコンドリアが作用していることが分かっています。また、子宮内膜に存在するミトコンドリアも、着床の際には重要な働きをしています。この妊娠の重要なカギとなるミトコンドリアを増やす方法については、以下の通りです。
- ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をする。
- 少しきつめの負荷が掛るような運動をする。
- 背筋を伸ばし、姿勢を良くする。
- 良質な睡眠をとる。